きのうの日経夕刊「プロムナード」で「理想の上司像」イメージの俳優の長塚京三が書いている。PTA小母さんが仰天すること請け合い。
それだけを取り出して紹介すると誤解を与えるかも知れないので、内容の要旨を:
この人の文章がすごく良いので、毎回このコラムを愛読している。内容も良い。昨日のは痛快だった。
「ある種の怯懦(きょうだ)、あるいは計算の高さがさせる姑息な振る舞い」をしながら「数を恃(たの)んで推し通ろうとするこの勢力」には、ホンマに頭にきます。散人もそう言う連中を「イナカモン」と呼んでいます。
- アメリカのテレビ番組で映画俳優が映画人養成学校の学生たちの前でインタビューを受けるものがある。長塚京三が好きなのは、その中での「あなたのお気に入りのカース(悪態)は?」というコーナー。映画俳優の答にたいていピー音が被る。
- 私自身(長塚)はめったに罵ったりしないが、二三の微妙な言い回しを使うことがある。
- 一つは「オトコ」という言葉。「しっかりしろ」、「恥を知れ」という文脈において使う(女性差別だと女性から異議をはさまれたこともあるが)。
- もう一つは「イナカ者」という言葉。
- 地方出身者を蔑もうというのではない。私(長塚)自身も地方出身者の血を受け継いでいる。むしろ誇りに思っている。
- だからこそ私(長塚)は、極めて反語的だが、ある種の怯懦(きょうだ)、あるいは計算の高さがさせる姑息な振る舞いを、「イナカ者」の処世と呼んで憚らない。オトコらしくない、と断じる。
- 「目に余る」、「むくつけし」と、上品に言い換えることはいいが、それでは、数を恃(たの)んで推し通ろうとするこの勢力に向けて、私の気が収まらない。
この人の文章がすごく良いので、毎回このコラムを愛読している。内容も良い。昨日のは痛快だった。
「ある種の怯懦(きょうだ)、あるいは計算の高さがさせる姑息な振る舞い」をしながら「数を恃(たの)んで推し通ろうとするこの勢力」には、ホンマに頭にきます。散人もそう言う連中を「イナカモン」と呼んでいます。
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